少し前の話になりますがHEAT20の年次報告会に参加しました。
HEAT20は住宅の温熱環境を考える民間の団体です。
HEAT20が提案したG1・G2・G3の断熱等級を指標として国土交通省さんより断熱等級4・5・6・7とレベルが決められました。
民間の団体の等級がそのまま採用されるって凄いですね。
 
関わっている人も大学の先生や温熱環境のスペシャリストの方がメンバーになっていますのでかなりマニアックな団体です(笑)
 
先ずは北海道立総合研究機構理事の鈴木大隆先生からの報告です。
鈴木大隆先生の写真を貼ります。
こんな感じの先生です。
いつも柔らく話をされますのでとても聞きやすい先生です。
 
 
本題に入ります。
 
これまでの経過と今後の方向性の話をしてくれてます。
HEAT20の団体は、当初はただのマニアックな団体だと思われていましたが指標の裏付けがしっかりとしているので広く認識された団体になりました。(凄ですね~)
 
G1からG3の断熱性能を分かり訳す表した表です。
これは何度も見てますが位置関係が良く分かりますね。
 
断熱性能の良い家に住んでみての感想をまとめた報告が有ります。
これも生の声なので参考になりますね。
 
風邪をひかなくなったとか、肌の乾燥が改善されたようです。
断熱性能の良い家は健康にも良いのが証明されましたね。
 
 
これも以前の勉強会で発表された資料です。
断熱性能の良い家に住んでみての感想です。
生のリアルな感想なので信頼性が有ります。
 
部屋の扉は開けている感じですね
家の中は何処も暖かいので家の中の行動範囲が広くなりますね。
 
肌荒れやアレルギーが改善されてます。
健康に良いですね。
 
 
 
HEAT20としては今後は断熱改修の指標を作るそうです。
国土交通省から委託されて断熱改修マニュアルを作成していくようです。
断熱改修は色々なパターンが有って難しいです。
断熱改修マニュアルが楽しみです。
 
温熱環境が良くなると換気システムも重要になって来ます。
色々な会社が有りますが高気密高断熱住宅をうたって居るのに第三種換気は無いですね。
 
断熱材でも施工が悪いと断熱性能は落ちます。
断熱材料の熱貫流率は良いのですが施工を注意しないと当初の断熱性能から低下してしまいます。
現場では施工に注意が必要ですね。
 
同じUa値でも思ったより寒かったり光熱費が掛かる原因になります。
これまで袋詰めの断熱材でメーカー施工手順に沿った現場は見たことが無いです。(涙)
今後はしっかりとした施工が重要になりますので注意が必要です。
 
HEAT20はマニアックに研究されていますので信頼性が有ります。
これからもHEAT20が日本の家の性能アップをけん引してい事になりますね。
 
性能の裏付けをして健康に良い家を作る設計木花家です
本物の高気密高断熱住宅を原価で建てる設計木花家です