近年の資材高騰で家を建てる会社も色々変化が出て来ました
昨年よりプレカット屋さんに問い合わせや見積もりがが少しずつ減って来てましたが、8月よりまた一段と減ってきているようです。
資材が高騰すると工事費が高くなるので家の一次取得者はなかなか家を建てる事が難しくなってきました
 
ハウスメーカーも色々価格の対策をしています
出来るだけ家の価格を上げないようにするために専門工事業者への請負金額を安くしているようです
ある専門工事業者はハウスメーカーと価格を決めていたのですが・・・注文書は決めた価格をはるかに下回る安い金額だったそうです
 
工事が終わってからの工事注文書と決めた価格を下回る価格でどうしようも有りません
ある意味騙された状況です(怒り)
工程は決められているので天候が悪かろうが足元が悪かろうが決められた工程で進めなくては契約違反になってペナルティーが有ります(ナンテコッタ)
 
 
 
専門工事業者の請負金額も安ければ・・・職人さんの技術も安かろう悪かろうになります
安いハウスメーカーは専門工事業者も安いだけで施工技術もいい加減な業者さんも沢山います
最近急成長の〇I工務店もトラブルが多いようです(噂では被害者の会と言う物まで有るようです)
 
雨の多い金沢で雨で濡れたらしっかりと乾かしてから次の工程に進まないと後で事故になりトラブルが発生しますが、工程が決めらて遅れるとペナルティーだと後の事など考えていられないですね
 
〇マホームも金沢に進出した時は下請け業さんを集めた説明会で、この価格で出来ない業者さんはご退室下さいと言われたとか・・・(かなり厳しい価格を提示してその価格で出来ない人は必要ありません)
安い下請け価格だから工事もいい加減な業者が多かったのかトラブルが沢山有ったようです
 
 
建築業界も材料費や人件費が上がっても下請けに適正価格の支払いをせずに無理な価格で工事を行っているハウスメーカーと、下請け専門工事業者にも適正価格でしっかりとした仕事と適正な工事を提示してるハウスメーカーと二極化しています
 
下請けさんに無理な安い金額で工事発注して建った家はやっぱり安い家になります(ハウスメーカーの請負金額は安いかは分かりませんが)
近年職人さん不足が問題になっています
現場の職人さんにも適正価格を支払わないと職人さんはいなくなります
 
 
どの業界も同じなのかも知れませんが、無理な価格で安かろう悪かろうの物と、適正価格でしっかりとした物の二極化になっています
どちらを選んで家を建てるかは施主さんが決めます
価格だけで選ぶと・・・・・後悔します
 
木花家で見積積算しましたら予定より価格がオーバーになりましたのでVE案として材料の変更の提案を行いました
変更提案の材料もメーカーは年間何千棟と採用しているので問題は無いと言われました
しかし何十年後を考えると危険が潜んでいるように思えて仕方ありません
心配し過ぎなのかも知れませんが心配な材料を採用するのは嫌です
 
他社で建てる事になり受注出来なくてとても残念な結果でしたが、その反面不安の有る材料を採用して建てなくて良かったとほっとした自分も居ました
価格を下げるために不安の有る材料を提案した自分に「カツ」です
これからはしっかりとした物を提案すると心に誓いました
 
価格で家の良し悪しを決めていると後で後悔します
2回続けて暗い話になりました(反省)
次回からまた有意義な話を載せて行きます
 
適正価格でしっかりとした家を建てる設計木花家です
本物の高気密高断熱住宅を原価で建てる設計木花家です