前にも書きましたが近年の材料費高騰で何とか安い材料を入手出来ないかと色々ハウスメーカーも探しています
同じ商品で安いのなら良いのですが・・・安い物には粗悪品も有るようです
 
大工さんがハウスメーカーの大工工事を請け負って上棟したのですが上棟日は雨の日になってしまいました。
北陸では雨の日の上棟は良くある事なので問題は無いです
 
 
構造材がこれまでに無い変わった材料を使っていたようです
色々な材料が有るもんだと思って普段通りに建てていたそうです
 
 
 
後日窓にサッシ取付作業を行ったら・・・サッシが入らない(困った)
何でだろう・・・・・・???
良く調べたら材料が水を吸って膨れた為にサッシ開口寸法が狭くなって入らないようです
仕方が無いので材料を削ってサッシを入れたそうです
 
材料が水を吸って膨れるって・・・まじかい!!
そんな製品が出回っているのか??
 
そう思って聞いていたら後日知り合いの方が北海道の北方総合建築研究所に伺った時に、色々話の中に構造上水に濡れると極端に弱くなる材料が有るので注意が必要だと聞いて来ました。
木造住宅は天候により雨に濡れる事が普通に良く有ります
 
同じ材料かは分かりませんが水に濡れると膨れたり弱くなる材料は困ります
資材が値上がりしたから安い材料を使ったら粗悪品だったら嫌ですね
 
家を建てる時に価格が安かったらそのハウスメーカーに決めたって話はよく聞きます
同じ品物で安いのならそれは良いですね
 
 
しかしその価格と商品は良いのか注意が必要です
木の材種でも同じ名前の商品で同じ寸法でも松・竹・梅とランクが有りますのでどのランクの商品なのか値段だけで判断すると失敗します
 
材料と価格がバラバラなのでどれが良いのか分かりづらいのが今の建築業界です
車やハンドバッグのように同じ品物なら価格で比べる事が出来ますが、仕様がバラバラの建物は同じように見えて全く違いますので価格で決めると危険です
 
良い物を安く建てられるように仕様はしっかりと確認が必要です