最近話題の木造住宅のトラブル事例の本が発売されました。
木造住宅ではよくお世話になっている「日本住宅保証検査機構」さんの事故事例集です。
事故の多い箇所や施工方法が詳しく書いて有ります。
事故に伴う費用も書いて有りますので簡単にこれで良いだろうと思って行った工事が後で大きな損害額になるのでそれも含めて事故の無いようにしないと駄目ですね。
 
 
家のどの箇所がトラブルが多いのか%で出ていますので注意しないといけない箇所が分かります。
やっぱり窓の回りの事故が多いですね。
一次防水も大切ですが二次防水がしっかりと施工されていればかなり事故も少なくなると思います。
一次防水から漏れた水が二次防水で守られて躯体に影響のないように排水される施工が大切ですね。
 
 
最近付加断熱で一次防水から水が入って二次防水で排水されるようになっているのか疑問に思う施工方が有ります。
二次防水も有るので10年は大丈夫だと思いますが・・・20年は大丈夫なのか心配です。
10年経過しているので補償的には問題は無いのかも知れませんが何十年も住む家は心配ですね。
 
相変わらずパラペットの事故が多いです。
基本に忠実に施工をすればかなり事故率も下がりますが事故例を見ると適当にやっていますね。
少しの費用をケチって大きな損害になっています。(怒り)
 
 
住宅の事故事例集が何冊も発売されていますが読むたびに暗い気持ちになります。
デザインや工事費や工期を優先してしっかりとした工事をしなかったのが原因だと思います。
家は基本に忠実にしっかりと工事を行わないと駄目です。
 
詳しくは著作権の関係も有りますので載せる事は出来ませんが、木造住宅に携わる人や興味の有る方や是非読んで欲しい本です。
何十年も住むはデザインより長持ちする家が良いですね
 
基本に忠実に長く住める家を建てる設計木花家です
本物の高気密高断熱住宅を原価で建てる設計木花家です