最近話題になっているペロブスカイト発電パネルのセミナーに参加しました。
これまでの太陽光パネルはシリコン結晶のガラスパネルだったで重量が有りました。
そしてガラスだったので平面の形状が普通でしたね。
 
 
そこで最近話題になっている薄くて曲面でも発電するペロブスカイト発電です。
興味が有りましたのでZoomのセミナーに参加しました。
 
ペロブスカイトは鉱物の名前でそれを発見したした人の名前を付けてペロブスカイトになったようです。
 
 
これまでのシリコン結晶パネルの変換率はラボで26.1%でした。
ペロブスカイトの初めの頃は数パーセントだったので注目もされませんでしたが、現在はラボで26%になった事で大注目されるようになりました。
シリコン結晶と同等の変換効率になって来ました。
 
 
 
ペロブスカイト発電の技術は世界で行われていますが日本が一番リードしています。
半導体同様に技術が他の国に奪われてせっかく開発した技術が奪われるの無いかと心配になりますね。
説明ではかなり技術的な事まで説明されていましたので技術の流失を心配していました。
 
宮坂さんの説目によると1年前の技術はかなり古い技術になる程進化が早いそうです。
1年で古くなる程技術が早いのが良いのか大変なのか凄いスピードの世界です。
技術者は開発に追われていますのでなかなか宣伝や商品販売まで携わる事がおろそかになりますね。
 
建築も同じで腕の良い職人は技術が有りますが技術を高く売り込む事がおろそかになりがちです。
販売職の方から工期や価格を決められて現場では無理な工期と価格で安くたたかれている事が多いです。
素敵なモデルハウスや営業マンを沢山置く事で販売経費が掛かっていつの間にか現場に掛かる費用が削らています。
現場では工期が無いので、施工状況ではマズくてもそのまま工事を進めて早く出来上がって良かったとハウメーカーと施主さんは思っていますが、後で不具合が発生してトラブルになる事が頻繁に有ります。
 
色々な仕事の現場が有りますが、現場にきちんと資金と時間を与える事がとても重要になって来ます。
ペロブスカイト発電が日本の産業になるように期待しますね。
 
 
今後結晶シリコン発電効率は伸びないようです。
技術としては成熟期になって来ているようです。
今後はペロブスカイトとシリコンとの融合タイプが注目されています。
 
ペロブスカイトの発電効率は期待できる所まで来ましたが、ペロブスカイト発電を作る費用と歩掛りが課題になります。
ペロブスカイト発電は光を通すので窓ガラスに貼ると日中は太陽光で発電をして、日没から室内の照明の光で発電をします。
曲面にも貼る事が出来るので今後の可能性は大きく広がりますね。
太陽光発電パネルも長期保証を売りにしている会社も有りますが、案外10年以内に勢力図が変わるかも知れませんね。
 
今後発電コストが下がって来るようです。
新しい技術で日本がトップランナーになる日が早く来てほしいですね
 
 
ペロブスカイトを作る材料は日本国内に多く有るようです。
これまでのように材料を輸入ししないと作れない物だとどうしても海外の情勢に左右されますので、国内で調達出来る事は大変喜ばしい事です。
 
技術と材料がそろっている日本ガンバレ!!(ファイトファイト)
 
 
世界のトップランナーの技術を大切に育てたいです。
日々技術の研究をされている人を応援したいですね。
 
今一度技術者にしっかりと資金と工期を与えて良い物を世の中の役にたてる日本にしたいです。
私達の建築業界も現場にお金を掛けて家を建てるお客さんが満足する家づくりを行いたいです。
直接専門工事業者さんと契約する分離発注方式は理想の家づくりにピッタリですね。
 
今後もペロブスカイト発電には注目と応援をしていきたいと思います。
 
常に新しい技術を勉強する設計木花家です。
本物の高気密高断熱住宅を原価で建てる設計木花家です。