11月24日に行われた国土交通省からの建築基準法と建物省エネ法の勉強会の話です。
来年から建築基準法や建物省エネ法が令和7年を目処に毎年のように変わって来ます。
令和7年迄の2年間は変化が多いので注意が必要です。
 
 
今回は建築基準法の耐震性能がバージョンアップされます。
これまでは重い屋根と軽い屋根の2種類の区分に応じて耐震壁量や柱の小径を決めて耐震性能を確保するように基準が有りました。
重い屋根と軽い屋根の区分で無く、今後は太陽光発電の荷重や耐震性を増す為に新基準として壁量計算係数が多くなりました。
 
 
壁量計算指数は専門的になりますので詳しくは説明しませんが、2階建ての1階の軽い屋根は指数29でしたが、次回からは53に統一されるようです。
旧基準の29から53になるので1.8倍の耐力壁が必要となります。
耐震性が増します。
とても丈夫な家になりますね~~。
木花家では以前より建築基準法の1.8倍から2倍の耐力壁量を確保していましたので新基準にも対応しています。
 
壁量計算指数が強化されたのに伴って柱の太さの計算指数も厳しくなります。
柱の太さは一般的には105㎜角が多く採用されています。
これまた専門的なりますが柱の座屈を考えると105㎜角の柱ではギリギリOkか又はNGとなります。
 
 
これまで105㎜角の柱と旧基準の壁量計算指数で建てられていた建物は、建築基準法に違反している訳では有りませんので合法です。
 
今後は建物の柱の太さや耐力壁量が強化されますので丈夫な家になります。
 
木花家は建物の柱は120㎜角で耐力壁量は1.8倍から2倍を標準としていましたので、これまで建てて来たお客さんにも新しい基準になっても十分丈夫な家で大丈夫です。
 
木花家では柱の太さが120㎜と太い事や材料にこだわっている事と耐震性を強化している事で、どうしても価格が高くなる事が多かったです。
構造をしっかりとした建物の重要性を分かっていたのでこの事には妥協は出来ませんでした。
 
新しい基準になっても柱の太さは105㎜角でもクリアーする手法は有ります。
しかし建物の強度の基準をギリギリクリアーした家でも違反では有りませんが・・・私は嫌です。
断熱性能も等級4は違反では有りませんが・・・・寒い家は私は嫌です。
 
やっぱり丈夫な家で家族が安心して長く住める家が良いですね~。
家の性能がどんどんアップして行きますので安心して快適に暮らせるようになります。
工事費は少し上がりますが家の大きさを一回りコンパクトにして快適な家が良いですね。
 
 耐震性と断熱性にこだわる設計木花家です
本物の高気密高断熱住宅を原価で建てる設計木花家です