設計木花家で使っている耐震シミュレーションの報告会が有りました。
Zoomで行っていますので海外からも参加者が居ます。
海外からの事例報告は英語なので・・・通訳ソフトで日本語変換になります。
便利ですね~~(笑)
 
今回は大学教授先生や生徒さん等の事例報告です。
耐震シミュレーションを使っての分析結果の報告です。
 
 
実際の建物を建てて振動台で揺らしてみての実験結果です
5階建ての建物を実際に作って揺らしてみるのは凄いですね
ウオールスタットと実際の揺れや破損状況は概ね同じ結果になりました。
耐震が弱い建物や耐震を強くした時にどれだけ耐えられるか分かりますね。
 
次の報告は、一般的な木造2階建ての耐力壁の違いの報告です。
大学の学生さんが色々試しながらシミュレーションした結果です。
 
 
0.5倍や1.0倍では・・・倒壊してしまいます。
家の下敷きになって亡くなるのは嫌です。
 
 
他の実験結果報告でも有りましたが、基準法の2倍を目処にすると丈夫です。
耐力壁は2倍程度を目標にすると地震にも丈夫な家になりますね。
地震に耐える建物は耐力壁だけで無く水平構面やバランスも重要になります。
 
古い家で行っていた、基礎石にの上に柱を建てた時のシミュレーション報告も有りました。
基礎石の上に柱を建てる建物は神社などでよく見かける建て方です。
 
 
シミュレーションの結果は、柱の足が固定されていない為石の上を滑って建物の倒壊までにはならなかったそうです。
しかし柱の滑り移動長さが長いので基礎石から外れてしまいます。
基礎石から外れても建物が倒壊しなければ、次は曳き方屋さんが元に戻す作業になるのでしょうね
色々な専門工事業者はそれぞれ必要な業者さんなんですね
 
6名の報告の後で最後にウオールスタットを開発しいる「京都大学教授の中川 貴文」さんの総評です
中川先生は私などの質問にも丁寧に答えてくれる熱心な先生です。
 
 
耐震シミュレーションに興味ある方はリンクを貼りますので「耐震性能見える化協会・ウオールスタット」をクリックして見て下さい。
 
耐震性を重視している設計木花家です
本物の高気密高断熱住宅を原価で建てる設計木花家です