今週末から雨のようですね
ジメジメと嫌な季節になってきますね
設計木花家では断熱材を現場発泡断熱材を標準としています
発泡断熱材は難燃素材ですが・・・不燃材では有りません
金沢市は都市計画区域内では大方22条防火地域に該当します
一昨年までは建設省告示1362号の防火構造で問題なく審査が通っていましたが
昨年より大臣認定防火構造で申請しないとNGとなっています。
発泡断熱材でも窯業系サイディングやモルタル壁構造でしたら大臣認定を取得済みです
設計木花家では15年~20年後に大掛かりなメンテナンス費が発生する
窯業系サイディングを使いたいくないので採用していません
外壁はガルバリウム鋼板や板を使うことをお勧めしています
ガルバリウム鋼板で防火構造認定を取得してる商品は限定されてます
一般的なガルバリウム長尺板金では防火認定は取得していないのでダメです(涙。。)
長尺板金は山の部分で通気層も取れますので良い商品ですが・・残念!!
IG工業さんから防火認定を取得した商品を出しています
鋼板の裏側に断熱材が充填されている良い商品です
長尺板金の様に山は有りますが裏面に断熱材が充填されていますので
裏面はフラットな面となっています。
ヨコ貼りでしたらタテ下地になりますので通気層もしっかりと取れますので問題は有りません
問題はタテ貼りの場合はヨコ下地になりますので通気層を確保するのに心配です。
ヨコ下地に所々すき間を空けるのですが、以前の日経ホームビルダーのレポートに有ったように
所々の隙間では思っているより通気が取れていませんので問題になります。
通気層確保については窯業系サイディングも同じですね
そこで設計木花家では縦張りの場合はもうひと手間かけて通気層を確保しています。
10年や15年では問題にならないのかも知れませんが30年、50年と考えると
しっかとした仕事をしていきたいですね
見て分かる人はかなりマニアックですね
しかしとても大切なひと手間です
外壁の通気層確保について絵を書きましたので載せますね
赤く塗った箇所が通気層になります。
IG工業さんの商品は防火認定を取得されてますが、
裏側に断熱材も充填されてますので高いです(涙涙。。)
建築確認機関の対応で従来通りで審査が通るのかも知れませんが・・・
金沢市建築指導課に2回と石川県住宅センターに3回相談と確認に行っていました。
結果は発泡断熱材の場合は大臣認定番号で申請が必要だと回答が有りました。
許可されないのは金沢市だけなんですよね
隣接の市町村や近県では許可が下りるのですが・・・(困った)
建築主事の判断で決まったことなので今後は高い材料を使って行きます(涙)
IG工業の高い材料ですが裏に断熱材が充填されていますので遮熱にはとても効果が有ると思います。
Ua値には反映されませんが遮熱効果は大だと思います
将来を考えて見えない箇所にもしっかりと工事をします
Ua値には反映されないけど暖かい家づくりを行います。
暖かくて長持ちする家を建てる設計木花家です。
本物の高気密高断熱住宅を原価で建てる設計木花家です。